しんどい毎日をなんとかやってく

 なんとかやってる人が、なんとかやってくために書くブログ

自分がADHDか悩んでいる方は

 こんばんは。こちらはけっこうな勢いで雪が降ってました。

 春分の日にすごい寒波ですね。

 

 このブログも四日目を迎えました。

 それで少し、自己紹介が足りないかと思って、一日目の記事に追記を付けて、少し自分のことを書き加えました。

 もとは、はてな匿名ダイアリーに参加したくて、はてなのアカウントを取得したのがきっかけですが、一ヶ月ぐらい様子を見たところブログの方が良さそうだったので、こちらにやってきたわけです。

 ここは恐らく、現在ADHDで生活に悩んでいる方や、これからADHDの検査を受けようか迷っている方や、どういうものか知りたい方が来ていると思うので、せっかくだから今回は、自分が診断されるに至ったきっかけを書こうと思います。

 

最初は別のことに悩んで受診した

  実は元々、ADHDだと思って精神科の門を叩いたわけではありません。

 後から分かったことですが、私はADHDに長年対応しない生活をしていたため、あちこち無理をしていて、さまざまな二次障害に悩まされていました。

 子どもの頃から、忘れ物のひどさや落ち着きのなさで、よく同級生や教師から責められたのが原因です。

 私の場合は、始めはPTSDと鬱病らしき症状です。

 二次障害というのは、元の発達障害に気づかないまま生活していて、さまざまなストレスに悩まされて出てきた、症状のことです。

 こうなってくると二次障害の方が目立って、ADHDだということに、医者の方も気づかなかったりします。

 今だから私も分かることですが、実はADHDや発達障害の診断も、どの精神科医でもスムーズにできるわけではないんです。

 

誤診が患者と医者を苦しめる

 精神科ほど、名医とそうでない医者との境が分かりにくい分野も、なかなかありません。

 私は一カ所目の精神科で、まず統合失調症と誤診されました。

 新たな検査方法に対応できない古い医者などは、とんでもなく見当違いな誤診をして、まったく効果のない薬を飲ませ、逆に患者を苦しめてしまうこともあります。

 誤診で出された薬なので、効果がないどころか副作用が起こり、鬱症状が悪化しました。

 なぜか最初は診断名すら教えてもらえず、最後まで診断書も書いてもらえませんでした。

 

 一度診断してしまうと、医者もプライドがあるので、なかなか考え方を変えなかったりします。

 発達障害の診断ができる医者は限られています。

 精神科医も様々で、思い通りにならない患者を攻撃して責めてくる人間もいるので、医者が合わなかったときは、すぐ病院を変えなければいけません。

 誤診で体調を崩しても、戻るのには時間がかかります。

 患者もばかではないので、自分の診断名を知れば、現代人はまずインターネットや書籍を頼りに、調べようとします。

 結局、私の症状と統合失調症はかすってもいませんでした。

 

 このころ、良くない会社に勤めていて、退職を医者や家族に止められて思いとどまってしまったのも、よくなかったです。

 たまに気分が落ち込む鬱症状ぐらいだった二次障害が、悪化しました。

 何ヶ月も何年も寝込んで起きられなくなるほどの、過労と不眠症とPTSDになり、私は病院を変えざるを得なくなりました。

 死ぬかと思うほど苦しかったです。

 この頃には一週間に一回しか眠れなくなり、私は正気を失って、ストレス性神経痛や脱毛症、顔や体中にひどいニキビが湧き、軽い顔面麻痺さえ出ていました。

 状況がどんどん変わっているのに、医者は頑なに対応を変えません。

 まず信用できなくなった精神科医に、患者が心を開くことは二度とありません。

 

 二カ所目でも誤診され、三カ所目は遠くて通えなかった

  二カ所目では不眠症には理解がありましたが、過労とPTSD、神経痛には理解がありませんでした。比較的若い先生でしたが、ここでも私は責められました。

 「いい大人なのだから社会復帰社会復帰!」ということばかりいって、こちらをせっついてきます。

 症状の改善より社会復帰ばかりクローズアップされても、病気のままでは体が痛くて働けないというのに、向こうは見当違いの方向に張り切っています。

 一カ所目で数年単位も悩まされたので、さすがにここも数ヶ月で行かなくなりました。

 親戚に精神科にかかった人がいたので、三カ所目はそこにかかりましたが、とにかく家から遠い。

 地方なのでまず、家から駅までが遠いのに、そこからさらなる田舎の単線に向かって電車を乗り継がないといけない。

 病院に行ける電車は、一時間に一本ぐらいしか発車がない路線で、家から一時間弱はかかります。

 まず医者が合うか合わないか、確かめる間もなく、体調の悪化した身では通えませんでした。

 

なかなか正解にたどり着くまでが遠い

 家族は少し考え方が古く、私が精神科に通っていること自体、あまり賛成ではありませんでした。

 実家にいながら、一カ所目から家族の助けは得られませんでした。

 家で苦しんで寝ていても、単にその日限りだと思って、軽く考えていたようです。見た目は外傷もないので、他人の理解を得るのは、とても大変でした。

 苦しんで寝ていても救急車も呼んでもらえません。

 もっとも、一カ所目にかかっている最中に救急車を呼んでいたとしたら、一カ所目に運ばれていた可能性もあるので、呼んで解決したかどうかは今となってはわかりませんが。

 それはともかく、家族の理解が得られないというのは精神的につらいことです。

 まず体調が悪いということすら気づいていないので、あれこれとくだらない理由で、こちらに手伝いを依頼してきます。

 向こうの言い分は、自分たちはもう年だから、私を助けられない。逆に私にしっかりしてもらって、こっちを助けてもらわないと。ということです。

 こうなってくると家族仲も悪化してきます。

 両親があてにならず、かといって四人の祖父祖母全員が亡くなっており、兄弟もいなかった私が頼れるのは、血が遠い親戚しかありません。

 親の叔母(私の祖母の妹)という、ほぼ他人ぐらい遠い人に私は電話をかけ、理由を話して泣きながら助けを求めました。

 九十近いおばあさんです。私の両親は五十代~六十代ほどでした。

 症状のつらさより、情けなさで涙が出ました。

 

四カ所目が名医だった

 親の叔母に連れられて向かった先で、紹介された先生と対面。

 これまでの医者同様、問診からです。まず臨床心理士によるカウンセリングを、ここで初めて受けました。

 臨床心理士は、平たくいうならカウンセリングの先生、聞き上手のプロです。

 子どもの頃からの悩みから始まり、ほぼ私の人生における悩みのすべてを話しました。手元のノートパソコンで、私のカルテに私の会話記録を打ち込みながら、先を促して聞いてもらいます。

 打ち込まれたカルテは、私の診療にかかわるほぼすべての人に共有されるデータになります。全員に同じことを話さなくていいので、とても安心します。

 しかし私は悩みに悩んでいたので、とにかく話を聞いてほしい気持ちが先に進んで、医者にも似たようなことを話します。

 するとこう言われました。

「君の話し方に、僕の患者と似た特徴があるから、ADHDの検査を受けてみないか?」

 初めは、きょとんとしました。しかしこちらは素人なので、言われるがままにとんとん拍子、さまざまな検査を受けます。

 

 バウムテスト、WAIS-III、AQ(日本語版自閉症スペクトラム指数)、ASRS-v1.1、ADHDスクリーニング検査などなど。

 今までの病院とはまるで違う、丁寧な検査です。

 すぐ診断は出ず、自閉症スペクトラム(昔のアスペルガー症候群・自閉症・高機能自閉症・広汎性発達障害のすべてを統合。区別しない現在の呼び方)の可能性も調べられました。

 誤診を防ぐためだったようです。

 WAIS-IIIは、いわゆるIQ検査です。テレビなどでたまにやる、クイズ番組のIQ検査とはまったく違う、もっと詳細なIQ検査でした。

 私の証言、さまざまな検査の結果、そして医者の所見により、やっとここで、ADHDが発覚しました。

 自閉症スペクトラムの傾向も、多少あったようです(ADHDと併発している人も珍しくないらしい)

 まずカウンセリングによる心理療法から始まりましたが、とても具合が悪くて切羽詰まっていたので、数ヶ月で投薬治療も追加に。

 ここでストラテラ25mgと出会いました。

 現在はストラテラ80mgに増え、漢方薬の黄連解毒湯、抑肝散も常備しています。

 ADHDの治療薬として有名なものは、他に「コンサータ」などもありますが、私はストラテラを呑んで三十分ほどですぐ効果が出たので、コンサータは未だに処方してもらっていません。

 不眠症とストレス性神経痛は徐々になくなっていき、現在は痛さも和らいできました。

 たまにぶり返しますが、当初のようなつらさとは雲泥の差です。

 いまでも、私の話し方でピンと来てくれた主治医との出会いは、とてもありがたかったと思っています。

 

ネットで他人に訊いた方がいいのは、病院の評判

 よく2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のADHD専用スレッドなどに、自分はADHDでしょうかと訪ねてくる人がいますが、素人では診断できません。

 悩んでいるようなら、まずいい医者の情報を集めることです。

 私のように誤診されて、つらい思いをしないように、患者側も情報を集める必要があります。

 まず、発達障害専門医のいる病院や、名簿をインターネットで調べるべきです。

 

 病院の評判も、近場の病院名で検索すれば、現在はいろいろなサイトで、患者の体験談が書き込まれています。

 それを参考にするほうが、よっぽど建設的です。

 人によって発達障害も症状が異なります。

 男女間だけでも、かなり表立つ症状に差があります。特に女性は目立つ行動が少ないので、気づかれずに私のように、大人になってから発覚することが多いです。

 「ADHDの検査をしよう」といわれた次回の受診で検査だったので、数週間あり、私は本を取り寄せて読みあさりました。

 特に良書だと思ったものを紹介します。

 『』が書名、次が著者編集者、出版社、発行年数です。

 

参考書籍

『それって、大人のADHDかもしれません』、星野仁彦、(株)アスコム、2011

 今現在、日本のインターネットで出回っているADHDに関する所見のはしりは、この著者の影響も大きいです。

 簡単な診断表などもあるので、病院を探す前にやってみるのも参考になるかと。

 初心者向け。

 現在は出版されていませんが、中古書店で手に入ります。

それって、大人のADHDかもしれません (アスコムBOOKS)

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『健康ライブラリー イラスト版 女性のADHD』、宮尾益知、講談社、2015

 女性におすすめしたい本。イラスト図解入りでわかりやすい。ADHDの男女差をわかりやすく解説しています。

 上に挙げたアスコムの本よりも、一歩進んだ理解ができます。イラストが多いので文章だらけの本が苦手な人でも理解しやすい。

 生活のアイディアなども参考になるので、現在もたまに読み返しています。

女性のADHD (健康ライブラリーイラスト版)

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『健康ライブラリー イラスト版 自閉症スペクトラムがよくわかる本』、本田秀夫、講談社、2015

 上に挙げた書籍と同じシリーズ。イラスト図解で、とてもわかりやすいです。

 講談社の健康ライブラリーイラスト版はどれも、参考になる上に、イラストが多くてわかりやすいので、本が苦手な人にもおすすめしたい。

 進路へのアドバイスなども書かれた親切な内容。

 同じシリーズの、他の本も読んでみたくなります。

自閉症スペクトラムがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)

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 健康ライブラリーイラスト版シリーズに、『AD/HD(注意欠如/多動性障害)のすべてがわかる本』という市川宏伸氏の本もあるようですが、まだ手に入れていません。男性はこちらのほうがいいと思います。

 このシリーズはわかりやすそうなので読みたいですね。

 

 長くなりましたが、今回はこの辺で。

 では、また明日。