任意入院十四日目。
今日もいい天気です。お弁当を持って遠足にでも行きたくなりますね。
千切れ雲が漂っていて、薄く模様になっていました。
お弁当と言えば偶然ですが、たまにヒレカツを買いに行く病院の近所のお弁当屋さんで、ついおいしそうだったので、一つ注文してしまいました。
豚カツをのり巻きにしたものです。
おいしそうですね。ここの揚げ物はいつもおいしいので、これもきっとおいしいでしょう。
しかしよく考えたら、私は病院の食事があって食べきれないので、これは今日、面会に来てくれる母に譲ることにします。
いつか私も食べたいですね。
面会は断ることもできる
精神科で任意入院する前に、病院側から渡される書類がいくつかあって、その同意書にサインすることで、患者と病院側での入院が成立します。渡される書類の中には、面会取り次ぎについての回答欄もあります。
入院する際に、知り合いに伝えれば当然、お見舞いに誰かが来ることも考えられます。
お見舞いに来た人は、患者の名前で病院の総合窓口などで質問すれば、何科の何号室という具合に事務の人から教えてもらえます。
それを事前に、来た人に病室を教えてもいいのか、電話が来たときには取り次ぐのかどうか、患者側に決めてもらうわけです。
私はひとまず、一人でゆっくり考えたかったので「家族以外は取り次がない」に丸をしました。面会謝絶、というやつです。
これで、どこからか私の入院を聞いた人が、窓口に問い合わせをしても、病院側が回答しないようになります。
お見舞いに来そうな知り合いとは、スマホで連絡が取れるので、特に不自由はありません。
また私がいる病院では、家族とのやりとりも避けたいときは、看護師と相談すると、ナースステーションで荷物の受け渡しを引き受けてもらえます。
このあたりは病院によると思うので、要相談ですね。
入院生活に絶対に必要なもの
なんのご病気で入院しているかにもよりますが、必要なものはだいたい、家族とやりとりすることになります。一人暮らしの人は、病院側に相談すれば、代理サービスを案内してくれることもあります。
前に娯楽に必要なものの記事を書きましたが、今回は、必需品についてです。
以前に書いた記事は、ちなみにこれです。
www.sndimint.net
洗濯物の交換
入院中、一番必要になるものです。毎日とは言いませんが、週に二回ぐらいはお見舞いに来てくれた人にまとめて渡し、新しいものに取り替える必要があります。
現金や電子マネーのチャージ
患者本人が買い物を希望することも多いので、売店で買う分や、出かけられるようなら交通費をもらう必要があります。電子マネーが使える病院なら、来たときにチャージをお願いしておけば安心ですね。
テレビカードやテレフォンカードの購入
大抵の病室はテレビも有料で、売店や自動販売機などで売っているカードを入れないと、写らないようになっています。BD・DVDデッキが付いている場合も、テレビで再生するにはカードを消費します。
具合悪くて動けなさそうなら、家族が来たときにまとめて買ってもらって、名前を書いて、貴重品入れにしまっておけば安心です。
携帯電話の利用が制限されているなら、病院内に公衆電話があります。公衆電話やテレフォンカードも、駅や病院では現役です。
携帯電話が持ち込めないなら、外部に連絡するときは、テレフォンカードを使いましょう。
お菓子や飲み物
病状によっては主治医から、水分補給や栄養を制限されているので、持ってきてもらうときは必ず病院側に相談しましょう。娯楽用品
本や文房具、工作道具など。これも事前に主治医と相談してからにしましょう。とくに刃物は、基本的には必ず相談した方がいいです。
許可が出なかったら潔くあきらめることも肝心ですし、病院内で借りられるかも知れません。
消耗品
ティッシュなどの日用品や化粧品、シェービングクリームやハンドクリームなど。これも心配なようなら主治医に事前に相談しましょう。
これを書いているうちに母がきました
私は週に二回、母に来てもらって、洗濯物を交換してもらっています。まだ母も勤めに出ているので、毎日だと大変でしょうし、そうしました。
私もいい大人だから、甘えすぎるのも良くないですしね。
自立したいです。
コインランドリーも病院内にあったので、自力で洗濯することも検討しましたが、乾かしたときのにおいや、干す場所のことが気になり、そこはお願いしています。
洗剤や洗濯設備の質を考えたら、その方が清潔ですし、体調によってはできないこともあるので、ほぼ洗濯物のために来てもらっています。
お金だけ持ってきてもらって、飲み物やお菓子は、だいたい私が売店で自力で買っています。
買いに出歩くのも気分転換です。
家にいたときは喧嘩もしましたが、もう二人きりの家族になりました。
さっきお弁当と、洗濯物を渡しました。
ゴールデンウイークになったら、外泊届けを出して、一時帰宅もいいかもしれないという気になってきました。
では、また。