午後一時になりました、こんにちは。
眼科のない病院に任意入院四十六日目で、ものもらいができました。
かなり「できもの」が小さいので、今日中にドラッグストアで目薬でも買えば、何とでもなりそうです。
ブログ内にグローバルナビゲーションと、twitter枠を作りました。
細かい連絡や雑談などはtwitterを見るとわかりやすいと思います。
昨日、こういう記事を書きました。今日はその続きです
今日は字が汚くても、ぱっと見は整って見えるようになるノートとペンについて、書きたいと思います。
字が下手なりに色々やって分かった結果
昔から字が下手なので、なんとなく授業の板書写しやメモ取りが苦手でした。
よく人と比べて汚いので、大人から注意されたりしました。
ただ、高校生ぐらいから何回か、同級生がノートを見てきて、字がきれいと褒められたこともあります。
字が急に変わったわけでありません。
しいて気を付けていたことは、ノートの書き方です。
それからペンを選ぶときに、ペン先の細さ・シャープペンの芯の硬さ・筆圧を意識するようになったことです。
同級生は私の字そのものより、恐らくノートの全体像や見やすさを感じて、字がきれいと言ってくれたんだと思います。
つまり字が多少ゆがんでいても、ノートの取り方やペンによっては、相手からの印象を変えることもできるわけです。
自分で個人的に見返すときも、読みやすい方が楽ですよね。
個人的な体験を基にした例ですが、それを今日はご紹介します。
まずは、一番使う機会が多そうな、このペンの話から。
合わないボールペンは字が汚くなりやすい
これはボールペンの構造そのものや、ペンの持ち方、ペンの細さにも原因があります。
ボールペンはその名の通り、ペン先にとても小さなボールがついていて、それが紙と接して転がることで、中のインクが出てくる構造になっています。
つまりボールペンは、他のシャープペンや鉛筆、サインペンや万年筆などと比べて、とくにペン先が滑りやすいし、ぶれやすいのです。
ボールペンを使っていて、書きだしたり書き終わったりしたとき、思わぬ方向にペン先が滑って、線がぶれたことありませんか?
あれはボールが転がっているから滑るんです。
とくに紙に触れた最初と離れる最後に、ペン先がぶれやすいです。
ペン先のぶれのせいで、字がよれる原因にもなります。
実はボールペンは、ペンの中でもきれいな字を書くには特に向いていません。
ボールが転がる構造のため、習字などで指摘される、文字の最後の「とめ」や「はね」や「はらい」もやりにくいです。
それに筆圧が強すぎたり、細かい字を書きたいのに太いペン先を使っていたりすると、漢字がつぶれることがあります。
これも字が汚くなる原因です。
違うボールペンを使うようになってから、ノートが見やすくなって褒められたので、選び方のコツを教えます。
まず筆圧にもよりますが、日本語を書くには細いペン先が向いています。
画数の多い漢字を書くとき、字がつぶれないようにするためです。
実は以前、私は日本ではもう手に入らない廃版のボールペンを、海外の通販サイトで個人輸入したことがあるんですが、英語圏のものは日本製より、ペン先が太い傾向があります。
万年筆もシャープペンも同様でした。
日本にある、0.5ミリのボールペンや0.38ミリの極細ボールペンは、海外ではあまりみかけません。
これはおそらく、アルファベットを使っているから画数の細かさを気にしていない、単なる文化の違いです。
なので日本語を書くには、細い方が向いています。
ですが本体は、ある程度の太さがあった方が安定します。
単色ボールペンでしたら、一般的な六角鉛筆より少し太いものから、まずは選ぶと良いです。
本体が細すぎると安定せず書きにくいです。
日本で一番よく出回っているボールペンの先は、0.7ミリです。
よく粗品でもらうボールペンは、だいたい0.7ミリなので、それで試し書きすれば、一番わかりやすいです。
まず0.7ミリは、細かい日本語を書くのに向いていなので、0.5ミリをおすすめします。
ノートの書き写しや日記には、0.5ミリあたりが使いやすいです。
国産の有名なメーカーで売れ筋のボールペンでしたら、0.5ミリのもの大抵あるので、文具店で探してみてください。
それで単色でしたら、細すぎない安定して書ける太さのものを選びます。
通販サイトでも手に入りやすいです。
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ちなみに持ち方ですが、構造上、鉛筆やシャープペンより、やや立て気味に書くと、ボールがまっすぐ転がって線がかすれず、きれいにインクが出ます。
それから壁に向かって書いたり、床に落としたりすると、インク軸の中に空気が入って、新品なのに書けなくなったりします。
一番ありふれた筆記用具ですが、意外にデリケートなんですね。
シャープペンは書いているうちに芯が太くなる
二番目に使う機会が多そうな文房具は、恐らくこれだと思います。
シャーペンとかいいますよね。鉛筆の代替え品ですが、今や鉛筆より使う人が多いです。
連続で書いているうちに、芯の先が斜めになって、それで字が太くなります。
なのでシャープペンは、ボールペンよりもさらに細いペン先を選ぶと良いです。
日本で一番出回っているのは0.5ミリですが、さらに細くしたいなら0.4ミリのシャープペンを選ぶと良いです。
あまり数は多くありませんが0.4ミリのシャープペンもあります。
ちなみに0.3ミリだと、強い筆記の力では芯が細すぎて折れやすいので、筆圧が強めの人が細くするなら0.4ミリが限界です。
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0.5ミリのまま安定した線の太さにするなら、三菱鉛筆のクルトガをおすすめします。
種類が豊富で、スタンダードから、長く使っても疲れないようグリップにラバーがついているものなど、工夫されている物も多いので、柔らかく持って書くことができます。
書いているうちに芯が自動で回る構造になっていて、書いていくうちにシャー芯がとがっていく仕組みになっています。面白いですね。
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シャープペンの芯は、筆圧にもよりますが、Hが硬くてBが柔らかいです。
H・2H・3Hと手前の数字が大きくなるほどより硬く、B・2B・3Bと手前の数字が大きくなるほど黒く柔らかい芯になります。
Hはハードで、Bはブラックです。つまり筆圧が強い人はH寄りにして、弱い人はB寄りにすればいいわけです。
HBはHとBの中間にある、試験などでも推奨された硬さですが、HとHBとの間にFというものもあります。
HBをつかってみて、もう少し濃くしたいならBから試して、薄くしたいならF・H・2Hなどを試すと良いでしょう。
ちなみに一般的な筆記に向いているのは2H-2B間あたりです。
硬すぎると紙に引っかかって書きにくいし、濃すぎると消すとき紙や消しゴムが汚れて大変です。
鉛筆の芯と同じなので、線がぶれにくく「とめ」「はね」「はらい」も、表現しやすいです。
ボールペンより字がきれいに書きやすいので、いろんなときに使えますね。
持つときは、斜めに持って書く、自然な状態が使いやすいです。
ノートに書くときは「空間」を意識する
特殊なノート術や、受験勉強に向いている有利な書き方なんて、そんな難しい話ではないです。
単純に、読み返した時に見やすい。これだけ考えれば大丈夫です。
例として筆記しましたが、こちらをどうぞ。
5ミリ幅の方眼ノートに書きましたが、上と中と下、どれが読みやすいですか?
たぶん、だいたいの人は、一番下のいろは歌だと思います。
上は左側からキツキツ、上からもキツキツです。
中は左から少し空間を取っています。
下は、上からも左からも数マス余白を取っています。
実はノート取りで、手間なくきれいに見せるには、これだけ意識すれば十分です。
紙いっぱい、行いっぱいに書くのではなく、上下や両端から距離を意識して書くと、全体像がきれいになります。
ノートはやはり、方眼が一番良いです。字が汚い人にはとくにどうぞ。
方眼ノートをしょっちゅう勧めているのも、実は空間を数えやすいから、という理由もあります。
小さい字も大きい字も書けますし、けっこう自由度が高いです。
ブログや新聞みたいに書くこともできるし、イラストも描けます。
ポイントは、売っている小説のレイアウトを意識したら、わかりやすいでしょうか。
全体でみると印象が変わります。
難しいこともなく、ざっくりまとめると、ただペン先を細めにして空間を意識して書く、ということですね。
これで慌てずにゆっくり書けば、かなりましな見た目になります。
落ち着いて書くのがコツです。
段落を離したいときも、多めに空間を取るとすっきりして見えます。
思ったより空間はあった方が良かったですね。
スマホでのメモも楽でしたが、付箋に何か書いて貼ったときや、人に年賀状を書くときに手書きで一筆添えると、手書きの自由さを感じます。
ペンも常に数本は持っていれば、安心できていいですね。
万年筆がきれいな字を書くには一番向いているんですが、それは明日、独立した記事を書きます。
かなりマニアックな内容になると思うので、興味のある方は、明日もどうぞ。
では、また。